表の作り方
目次
通常の表
A | B | C | D |
---|---|---|---|
A1 | B1 | C1 | D1 |
A2 | B2 | C2 | D2 |
A3 | B3 | C3 | D3 |
表の見出しは「^」で区切り、セルは「|」で区切ります
^A^B^C^D^ |A1|B1|C1|D1| |A2|B2|C2|D2| |A3|B3|C3|D3|
文字位置を調整
left | center | right |
文字の両サイドに空白のスペースを入れることで左より、中央、右寄りなどを調節できます
|left | center | right|
セルを結合する方法
A | B | C | D |
---|---|---|---|
A1 | C1 | D1 | |
A2 | C2 | D2 | |
A3 |
横を結合する場合は「|」を続けて入力し、空白のセルを作ります
^A^B^C^D^ |A1||C1|D1| |A2||C2|D2| |A3||||
A | B | C | D |
---|---|---|---|
A1 | B1 | C1 | D1 |
B2 | C2 | D2 | |
B3 | C3 | D3 |
縦を結合する場合は「:::」と入力します
^A^B^C^D^ |A1|B1|C1|D1| |:::|B2|C2|D2| |:::|B3|C3|D3|
色を付ける
A | B | C | D |
---|---|---|---|
A1 | B1 | C1 | D1 |
A2 | B2 | C2 | D2 |
A3 | B3 | C3 | D3 |
セルの先頭に「@:」を入力します。「@」のあとに色を入力すると指定した色になります
^A^B^C^D^ |A1|@:B1|C1|D1| |A2|@:B2|C2|D2| |A3|@red:B3|C3|D3|
横幅を指定する
A | B | C | D |
---|---|---|---|
A1 | B1 | C1 | D1 |
A2 | B2 | C2 | D2 |
A3 | B3 | C3 | D3 |
表の先頭に「|< 60% 1% 1% 20% - >|」と入力します。最初の60%は全体の幅です。これを「1%、1%、20%、-(残り)」のように各列に指定しています。
|< 60% 1% 1% 20% - >| ^A^B^C^D^ |A1|B1|C1|D1| |A2|B2|C2|D2| |A3|B3|C3|D3|
ソート機能をつける
武器名 | ダメージ | 弾数 | 備考 |
---|---|---|---|
いろは | 100 | 20 | 強いぞ |
にほへ | 50 | 40 | 普通だ |
とちり | 10 | 90 | 弱いぞ |
表を<sortable>~</sortable>で囲います。上部の<sortable>には各列をどの順番で並び替えるか指定します。
- alphaで五十音順
- numericで数値順
- nosortでソート禁止
<sortable 1=alpha 2=numeric 3=numeric 4=nosort> ^武器名^ダメージ^弾数^備考^ |いろは|100|20|強いぞ| |にほへ|50|40|普通だ| |とちり|10|90|弱いぞ| </sortable>
ソート機能補足
ソートの指定は4つのグループに分けられ、それぞれに機能があります。
<sortable 1 sumrow=2 1=alpha 2=numeric 3=numeric 4=nosort 3phase >
(1)表示したときにあらかじめソート状態にするか指定できます。
- 1なら1列目を昇順にソートした状態で表示します
- r3なら3列目を降順にソートした状態で表示します
(2)ソート禁止の行を指定できます。指定された行はソートされません(一つのみ指定可)
- sumrow なら最後の1行をソートしない
- sumrow=2 なら最後の2行をソートしない
(3)各列のソート方法を指定できます。前項のソート機能をつけるで説明した部分です。
(4)3phaseと指定すると昇順・降順の他に「元の順」が追加されます。
武器名 | ダメージ | 弾数 | 備考 |
---|---|---|---|
いろは | 100 | 20 | 強いぞ |
にほへ | 50 | 40 | 普通だ |
とちり | 10 | 90 | 弱いぞ |
ぬるを | 70 | 60 | おしゃれだ |
わかた | 5 | 35 | いいにおい |
説明文など | |||
このように下部に行があるときにsumrowを指定するとソートされなくなります |
<sortable r1 sumrow=2 1=alpha 2=numeric 3=numeric 4=nosort 3phase> ^武器名^ダメージ^弾数^備考^ |いろは|100|20|強いぞ| |にほへ|50|40|普通だ| |とちり|10|90|弱いぞ| |ぬるを|70|60|おしゃれだ| |わかた|5|35|いいにおい| |説明文など |||| |このように下部に行があるときにsumrowを指定するとソートされなくなります |||| </sortable>
表を使って計算する
0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
r0c0 | r0c1 | r0c2 | r0c3 | r0c4 |
r1c0 | r1c1 | r1c2 | r1c3 | r1c4 |
r2c0 | r2c1 | r2c2 | r2c3 | r2c4 |
r3c0 | r3c1 | r3c2 | r3c3 | r3c4 |
上記のように各セルは行と列で名前が付けられています。
注意点はスタートが1ではなく0からカウントされることです。
例えば黄色でマーキングした「r0c3」というのは「0行目の3列目」ということになります。
代表的なコマンド
記号 | 説明 |
---|---|
+ | 足し算 |
- | 引き算 |
* | 乗算 |
** | 累乗 |
/ | 割り算 |
コマンド | 説明 |
average(r0c0:r1c1) | 指定した範囲の平均 |
cell(1,5) | 指定したセルの数値。先に行、後に列で指定します。cell(1,5)なら1行5列目 |
col() | 現在の列 |
row() | 現在の行 |
max(r0c0:r1c1) | 指定された範囲内の最小値を返します |
min(r0c0:r1c1) | 指定された範囲内の最小値を返します |
round(number;3) | 指定された小数点で四捨五入します |
sum(r0c0:r1c1) | 指定された範囲の合計を返します |
記述の見本
これらのコマンドを使ってDPSを算出してみます。威力×連射速度をすればDPSが求められます。数式を記述するときは前後に「~~= ~~」を付けます。
種類 | 威力 | 弾数 | 連射 | DPS | 計算式見本 |
---|---|---|---|---|---|
AT-43 | 43 | 30 | 10.82 | ~~=r1c1*r1c3~~ | |
UGG-01 | 32 | 30 | 11.71 | ~~=r2c1*r2c3~~ | |
RB15 | 32 | 30 | 12.30 | ~~=r3c1*r3c3~~ | |
R4K1 | 36 | 30 | 12.30 | ~~=r4c1*r4c3~~ |
しかしこの記述方法には欠点があり、RB15とR4K1の間に新たな武器を追加したとき、R4K1以下の計算式をすべて変更する必要があります。そこでこの式はこのように書き換えることができます。
種類 | 威力 | 弾数 | 連射 | DPS | 計算式見本 |
---|---|---|---|---|---|
AT-43 | 43 | 30 | 10.82 | ~~=cell(1,row())*cell(3,row())~~ | |
UGG-01 | 32 | 30 | 11.71 | ~~=cell(1,row())*cell(3,row())~~ | |
RB15 | 32 | 30 | 12.30 | ~~=cell(1,row())*cell(3,row())~~ | |
R4K1 | 36 | 30 | 12.30 | ~~=cell(1,row())*cell(3,row())~~ |
これは「r1c3」を「cell(3,1)」という記述方法に変換し、さらに現在の行を指定する「row()」に書き換えることで「cell(3,row())」という形にしています。この記述ならば行が変わっても自動で現在の行を参照するため、行ごとに数式を書き換える必要がありません。
次にこの計算式を小数第一位まで表示するようにします。
種類 | 威力 | 弾数 | 連射 | DPS | 計算式見本 |
---|---|---|---|---|---|
AT-43 | 43 | 30 | 10.82 | ~~=round(cell(1,row())*cell(3,row());1)~~ | |
UGG-01 | 32 | 30 | 11.71 | ~~=round(cell(1,row())*cell(3,row());1)~~ | |
RB15 | 32 | 30 | 12.30 | ~~=round(cell(1,row())*cell(3,row());1)~~ | |
R4K1 | 36 | 30 | 12.30 | ~~=round(cell(1,row())*cell(3,row());1)~~ |
「round( ;1)」を加えることで少数第一位まで記述することができました。整数で表示したい場合は「round( ;0)」と記述します。
計算式には他にも色々なコマンドがあり、複雑な計算も可能です。
ここでは実際に使いそうな主なコマンドのみを紹介しましたが、より詳しいコマンドを知りたい場合は下記のURLから確認することができます。
https://www.dokuwiki.org/plugin:tablecalc